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部屋に適したあかり
- 作り出したい空間のイメージや、部屋の役割に適した「あかり」(光)選びと共に大切なのが、部屋の広さやソファ・テーブルとの
バランス、用途に応じた「あかるさ」です。
明るさが足りない部屋で読書や裁縫などの作業を行うと、能率が下がるだけでなく、目が疲れたり、肩がこったりと、体調にも影響をおよぼします。
ソファなど長い時間座ったりくつろいだりする場所のそばに照明を置いてはまぶしすぎたり熱くて不快に感じてしまいます。
- 光の反射率は、部屋の広さや天井の高さ、壁の色や素材などによって異なります。そのため、あくまでも目安ですが、一畳辺りに必要な明るさは、蛍光灯で10〜15W(ワット)、白熱灯では30〜40Wとされています。
ただし、部屋の中でも和室は反射率が低くなりがちです。和室の照明を選ばれる際は、さらに明るめのワット数を選ばれるのがよいでしょう。
■部屋の広さとW(ワット)数の目安
部屋の広さ
ランプの種類 |
4.5〜6畳 |
6〜8畳 |
8〜10畳 |
10〜12畳 |
蛍光灯 |
40〜62W |
62〜72W |
62〜72W |
72〜102W |
白熱灯 |
100〜240W |
240〜300W |
300〜400W |
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※部屋の条件によって明るさは違ってきます。
※明るさは器具の形(カバー付、カバーなし)や部屋の色使い、またはインバータ照明等で変わってきますので、あくまでも目安としてください。
部屋の広さと共に、その部屋で何をするかによっても必要な明るさは違ってきます。下の表でも確認できますが、同じリビングでも、くつろぐには150〜300lx(ルクス)、読書には500〜1000ルクス、手作業には750〜2000ルクスが適当とされています。
この明るさは必ずしも一つの照明器具で確保する必要はありません。読書や手作業を行う時に、手元を照らすライトを用意するなど、主照明+補助照明で確保できればよい数値です。
ちなみに、このlx(ルクス)という単位は、単位面積当たりに受ける明るさ=「照度」を表します。快晴のひなたであれば、その照度はおよそ10万ルクス。
上の表にあるW(ワット)数は消費電力を表す単位で、必ずしもその数字が光源の明るさを示しているものではありません。
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Last update:2024/1/9
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